Entrevista de Rui Costa -1-

 まずはニュースから。

 Luisaoが今シーズンでベンフィカを離れる意向を示唆した。前から噂にはなっていたし、早ければ1月のマーケットかなと覚悟していたけど…。
「今は、シーズン終了後にチームを出るつもりだとはいえない。憶測はしない。でも、今度は別のリーグを経験して見たいと思うのは、自然な流れだろう?すべては話し合いを持ってから。それからいろいろなことが起こるんだ。リーグ戦に集中したいし、タイトルを取って終わりたい。今の私の気持ちはそれがすべてで、そのあと何かが起こる可能性はある。」

 Miccoliは今朝検査を受けたが、復帰まではあと1か月前後かかる見込み。


 では、Ruiのインタです。今日と明日、2回に分けて掲載します。

―怪我による長期離脱の後、ピッチに戻っていかがですか?
 素晴らしいよ。怪我に直面して、復帰はほぼ不可能なんじゃないかと思うところまで来ていた。怪我の大きさを知って、キャリアをこのまま続けることに問題が生じるのではないかと。またプレーできるとイメージしてきたから、3か月後は…まるで子供のようだった。すごく嬉しいよ。脚がしっかりして、痛みに対する不安ななく、できない動きがない状態でプレーできるようになるために十分な時間を与えてもらった。今ではすべきことは全てできる状態で、筋肉も丈夫になった。
―誰がキャリアの継続が問題になると考えたのですか?
 私が最初にだよ。なぜなら、もし手術をする必要があったならば、当然のように、それがキャリアの終焉をもたらすことになるのでは、と考えるだろう。医師たちはその必要はないと考えていたし、結局は彼らの言葉通りになったけれど。
―怪我の分析に誤りがあったとある時期言われていましたが、どうそれに直面していたか…100%医師たちを信じていましたか?
 誤りがあったかと言えば、あった。そして誰もそれを隠さなかった。しかし私はいつも人の良心を信じている。この状況を解決し、私が再びピッチでプレーできるようにしようという医師たちの心構えと決意が感じられた。彼らは献身的で、委ねた手は間違っていないと信じていたし、自身もあった。おかげさまで私は再びプレーすることができ、そしてそれはベンフィカの医師たちのおかげでもある。分析の誤りなど起こるべきではないと考える一方で、もしかしたらもうプレーできなかったかもしれないわけだから、3か月間一緒に頑張ってきた人たちには感謝しているよ。
―復帰できた時の大きな喜びを誰もが分かりました。どのように感じたか説明してもらえますか?
 12年近くポルトガルを離れていて、ただベンフィカで再びプレーしたい一心でここに戻り、そして大きなけが、大きな痛みが原因でプレーできなかった。理解を示してくれたチームメートや家族、毎日共にいたすべての人々の助けを借りて、プレーができなかったという困難を乗り越えた。選手が怪我を負うというのはもちろん悪いことだけど、当初はそれほど特別な怪我ではないように思えたものが実は復帰まで時間がかかるものだったと知った時は、本当に辛かったよ。でも、過ぎ去ったことを考えるよりも、今はこれからを見据えて残りのシーズンをポジティブに考えていかなくてはならない。リーグの後半戦はレギュラーとして試合に出られると期待しているよ。
ベンフィカ復帰を強く望んでいて、シーズンは半分近く棒に振ったわけですが、それを埋めるに十分な時間は残っていると考えますか?
 十分かどうかは分からない。シーズンの終わりには私も、ベンフィカもそれがまとまるだろう。そして質問が、今シーズン終了後に引退するのかどうかというものなのであれば…今答えられることは、シーズンの終わりに決心するつもりだということ。現時点では、私はプレーすることを望んでいる。
―もっとボールを蹴っていたいと今でも思いますか?

 それを望んでいるよ、とても。でもそれは、人々に対する義務感でボールを蹴らなければならないと言うつもりはない。自分がチームの役に立つと感じている間はプレーしたい。例えば代表でのようにね。
―しかしこの復帰で、プレーを続けたいという気持ちは強くなりましたか?
 失った時間を取り戻すため、いいシーズンにしてベンフィカの優勝に貢献するための強い力をもらった。決めるのはそのあと。今言えることは、キャリアを終える可能性もプレーを続ける可能性も、両方否定しないということ。