O mais importante é ganhar.

 本当にもういい加減、聞き飽きたんだけど。いつもいつも言い訳ばかり。
 いい試合をしていたんだろう、結構押し込んでいたんだろうというのは、私も中継を聞いていたから分かる。でも、得点できなかったらそんなの元も子もないでしょ?万が一ミスが、Quaresmaのあのゴールだけだったとしても(足が固まったように動けなかったらしいもんなぁ)、得点されて、自分たちが得点できなかったらすべてが終わり。
 Simãoの試合後のコメントを読んでいて、キャプテンがそんなんじゃだめだよと思ってしまった。因みに次のとおり:
「私たちはポルトよりもかなりいい試合をしていたと思う。前半は、私たちのものだった。彼らは立った1つのシュートしか枠に飛ばなかった。後半、1点は取られたけれど、それからはまた私たちが試合を支配していた。私たちの方がサッカーをしていたし、得点チャンスを作っていた。しかし、残念ながら負けてしまった。」
 数年前みたいに、シーズンごとに選手が半分以上入れ替わって新しいチームなんて状態で、方向性もなんだか分からないという状況なのであれば、いい試合をするってことは大切だと思う。それで自信もついてくるし、結束力も強まる。でも、今はそんなことを言っているレベルじゃないでしょ。クラブに今一番必要なもの、ファンが一番望んでいるもの、そしておそらく選手自身も狙っているものは1つだけ。タイトル、結果でしょ?
 ポルトはぼろぼろだったかもしれない。でも、得点を決めないといけないところできちんとものにした。それで勝って、タイトルを取った。「ポルトはチャンピオンのメンタルを持っているから」と言われたけれど、多分、ベンフィカに今一番必要なのはそれ。そうは言っても、勝利を積み重ねてはじめて手に入れられるそれを、10年もタイトルから離れているチームが簡単に持てるはずもないんだけど。
 ベンフィカのスタイルがもちろんあって。選手たちがそれにこだわるのも分かるんだけど。いい試合をして勝てればもちろん完璧なんだろうけど、それをかなぐり捨ててでも勝利に貪欲になって欲しいと思う。守備的戦術をとるTrapattoniが就任した理由っていうのも、そこにある気がするんだよね。
 とにかく、今回の敗戦で選手たちが発奮してくれることを、まずはアンデルレヒト戦に是が非でも勝って、CL本選に出てくれることを願ってる。何が何でも勝利を積み重ねること。今私が望んでいるのは、それだけ。「いい試合をしたけど...」なんて言葉、私はもう聞きたくない。