Benfica quer primeiro lugar.

 普段、インターネットに繋げて最初に見るサイトがポルトガルのものだから、サッカー以外のニュースを得るのも日本語でよりポルトガル語でのほうが早かったりする。まあ、ほとんどがスポーツ関連なんだけど。
 先日は、来年のツール(・ド・フランス)ではチームタイムトライアルがなくなるというニュースで(Discoveryのトライアルが好きだったから残念)、今日は鈴木亜久里のチームがF1参戦を名乗り出て、パイロットとしてDe la Rosaが候補に挙がっているというもの。佐藤琢磨については日本でも報じられていたけど、De la Rosaについてはまだ目にしていない。
 ポルトガルで取り上げられているニュースは偏っているけど、それは日本でも同じ。いろいろな国のニュースが分かれば、視野も広がるな…と思った瞬間。
 では今日もニュースをポルトガルメディアから。
 ビジャレアル戦までにQuimは復帰するのか、Simaoはどうなのか。同じ日でも時間によって、メディアによって、書かれていることが違っていたんだけど、昨日招集メンバーが発表されて、結局Quimはメンバー外。Simaoは入っているけど、まだ微妙な様子。ブラジルから戻ったGeovanniもメンバー入り。メンバーはRui Nereu、Bruno Costa、Anderson、Luisao、Leo、Dos Santos、Nelson、Joao Pereira、Ricardo Rocha、Petit、Karagounis、Geovanni、Manuel Fernandes、Nuno Assis、Beto、Karyaka、Simao、Helio Roque、Nuno Gomes、Mantorras。
 グループDの中では実力的に突出していると思われたマンUの出来があまりよくないため、当初2位狙いだった監督や選手も、トップ通過を狙い始めている。「両チームにそれほど実力の差はない。しかし、私たちには有利な点がひとつある。それはホームで戦い、ファンの後押しを得られるということ。チャンピオンズリーグを戦うことはプレッシャーを受けることを意味するが、ホームで戦うことで士気を高めていかなければならない。それが私たちが恩恵を受けられる理由。私たちが試合を支配するだろうと思うが、ビジャレアルは危険な相手だ。」とはKoemanの弁。
 それからLuisao。「私たちは勝利を考えるだけのコンディションを持ち合わせているし、グループDの首位を狙える力もある。チャンピオンズリーグの試合は1試合1試合違う。ビジャレアル戦は私たちにとって非常に重要な試合になる。私たちはベンフィカの名前を残し、一歩ずつヨーロッパのトップに登りつめたいと思っているから。みんながグループ首位の座を強く望んでいる。ベンフィカは完成形を見せつつ成長もしている。トップでグループリーグを終えたい。
 昨年、ベンフィカは優勝したが、ファンのサポートが必要だった。彼らは12番目の選手だ。私がベンフィカに来る前、いつも『Inferno da Luz(ルスの地獄)』と話すのを聞いていた。明日(今日)の試合でその『Inferno da Luz』というのがいかほどか、ファンのサポートがどれだけすごい力かを、ルスでプレーするのがどれだけ厳しいことかを見せつけたいと思う。」
 私は反ホーム優位論者だけど、選手たちが気負わず変なプレッシャーを感じさえしなければ、ルスは確かにすごい場所だと思うから…満員とまで行かなくても(デルビーかクラシコしか満員にはならないからね)できるだけ多くの人がスタジアムに行って、チームをサポートして欲しいなと思う。私はその歓声のすごさをラジオで聞きたいと思う。
 今日の試合はポルトガル時間19時45分から。サマータイムは既に終了しているのでお間違いなく。