O Benfica bateu o Liverpool!

 勝ち抜いて欲しいとは思っていたけど、正直勝てるとは思ってなかった…というのが本音。1stレグで勝っていたし、2対1のアウェイゴールで勝ち抜ければ万々歳だ、と。
 リバプールは今シーズン、アンフィールドでは無敗だと言っていたし、しかもベンフィカは勝ったことがない。そのうえPetitが練習中に怪我して出場できない。いくらリバプールの調子が悪いとは言え、ベンフィカだって調子がいいわけじゃない…。
 開始当初は雰囲気に飲まれていたのか動きがとても悪かった。いつ得点されてもおかしくなかったけど、リバプールの運のなさに救われた。あの時間、失点せずに済んだのがとても大きかったと思う。
 Simaoのゴールは圧巻!ゴール自体がものすごく感動的だったけど、リバプール戦で決めたというのが爽快!Benitezは彼を獲得できなかったこと、本当に悔しいと思っていただろうなぁ。怪我から戻ってリーガでも得点をしたMiccoliのゴールもきれいだった。でも何よりも、守備陣の奮闘が目立った。TrapからKoemanに代わって、攻撃的サッカーを信条としているにしてはなんとも皮肉なことだけど。
 試合後ポルトガルへ向かったベンフィカは、到着予定時刻から約1時間遅れて朝の5時にリスボン到着。大混乱になることを避けるため、ファンが空港へ立ち入ることを禁止したんだそうだ。それでも空港の外で1000人近くのファンが選手たちを称えるために待っていたとのこと。「Ninguem para o Benfica! (誰もベンフィカを止められない!)」と叫びながら…。
 日本では、誰もがリバプールの逆転勝ちぬけを予想していたと思うけど…ベンフィカのファンで本当に良かったと思う。「日本に来るかも!」なんて思いが一瞬頭を過ぎったけど、その期待はもう少し心の中だけにしておこう。ひとまず、明日のドローを見守るらなくちゃ。