Enke e Van Hooijdonk, dois ex-jogador do Benfica.

 昨日のベレネンセス対アマドーラ戦が延期になり、何だが雲行きの怪しい中始まったスーペルリーガ。このあと順調に、日程を進めていくことが出来るんだろうか。でも、ナヴァルも何も、今になって言うことじゃないじゃん。そんな話、今まで聞かなかったぞ。
 今回は、以前ベンフィカに所属していた2選手の話。
 Robert EnkeとPierre Van Hooijdonk。この2人の共通点は、同じ時期にベンフィカですごし、同じシーズンに移籍して行ったというだけでなく。今シーズン開幕前に、偶然にも両方ともトルコのフェネルバフチェに移籍した。しかし、その後すぐに明暗を分けている。
 バルサからレンタル移籍したEnke。開幕戦に出場するものの、3失点を喫し、すぐに構想外に。トルコにいたのはわずか1週間。その後、バルセロナに戻り、所属チームがないまま練習を積んでいる。
 一方のHooijdonk。小野のチームメイトとしておそらく日本でも名前が広まったであろう彼は、フェイエノールトからの移籍。プレシーズンマッチから得点を挙げている彼は、先日もゴールを決め、ファンからの信頼を得ている。
 「ドイツ代表になりたい」と言い、そのためにはベンフィカ以上のビッグクラブへの移籍が必要として、引き止めるファンの声を後にしてベンフィカを離れたEnke。「ベンフィカに残りたい」とクラブに訴えながらも、年俸の高さから追い出され、故郷のオランダへ戻ることになったHooijdonk。新しいキャリアに希望を持っていた方が夢破れ、現状維持を望んでいたほうがより多くの声援を受けている。なんて皮肉なことなんだろう。でもこれがプロの世界、なんだよね、きっと。