Porque o Benfica não conseguiu ganhar o Lazio?

 ベンフィカはすごくいい試合をしていたと思う。これは絶対に間違いない。でも勝てなかったのは、完璧じゃなかったから。完璧な試合だなんて、ラツィオ相手に無理だと思ってはいるけれど。ベンフィカにとってネガティブだったことは...。
 ま、うちのクラブなんてどうでもいいと思ってる人にとっては、ただの言い訳でしかないのだというのは十分承知しているけど(涙)
1 スタジアム
 ホームとはいえ、舞台はベッサ。ベンフィカにとってはアウェイの地。確かにスタジアムの中はベンフィカファンであふれていたと思うけど、でもLuzでやるのとは違う。それは雰囲気的なことにもいえるし、選手がフィールドの状態をどれだけ把握しているかもある。ユーロが開催される前の年にヨーロッパの大会に復帰したというのは、いくら今年が100周年とはいえ、ベンフィカにとっていいものではなかったのかも。
2 対戦相手
 ポルトガルからCLに出場できるのは2クラブ。しかもベンフィカは予選から。シードクラブではないにしても、まさかこれほどの強豪に当たるのは、やっぱり運がなかったとしか言いようがない。だって、本戦に出場するクラブのリストを見て、ここだったら勝ったかも...と思えるようなところ、結構あるもん。
3 経験不足
 やっと復帰したヨーロッパの舞台。もし自分たちのプライドを捨てられるくらいなら、経験なんて問題ないと思う。でも、ベンフィカにはビッグクラブの意地がある。意地があっても、それをプレーに出せるかどうか...やっぱりそのあたりは経験が豊富な方が術を心得ているはず。代表選手がいないわけではないけれど、クラブの団結力としてそれを見たら、やっぱりベンフィカの選手として、どれだけ経験を積んでいるのかが大事になるはずだから。
4 フォワード陣&左サイドバックの不在と決定力不足
 1番大きいのはこれでしょう。昨シーズンから獲得の必要性を言われながらも、未だに補強できていない左サイドバックには本来センターバックのHélderを据えた。そして4人のフォワードのうち3人は怪我。残る1人となってしまったFehérも、ほとんど目立つことが出来ず。
 昨シーズンはリーグの得点トップタイだったSimãoは試合には出たけれど、ギマラエンス戦での負傷をおそらく引きずっていただろうし、Zahovicも早々交代。代わって出てきたRogerも、ローマの時のようには印象に残らず。
 ボールを回しながら、ベンフィカらしい試合にもっていきつつも、得点に繋がらない。そうすると今度は焦ってしまい、カウンターを食らう。今回は早い時点で先制されてしまったものだから...悪循環はこれからも続いてしまうのだろうか。