O Benfica defronta La Louviére na Taça UEFA.

 チャンピオンズリーグ本戦出場の夢が途絶えて感傷に浸っている時間もなく、すぐにUEFAカップの対戦相手が決まった。ベルギーのカップ戦で優勝したラ・ルーヴィエール。今まで聴いたことのないクラブの為、どんなクラブなのか調べようと思ったけど、日本のサイトではほとんど情報は得られなかった。ベルギーサッカーといえば代表か、鈴木を追うファンサイトかのどちらかで、ベルギーのクラブチームまではほとんどフォローされていないらしい。そこでベルギーのサッカー協会のリンクからオフィシャルサイトを探してみた。フランス語のみのサイトなので、これまた使えないんだけど...。まあ、ポルトガルでもほとんど知られていないクラブで、キャプテンのHélderもベルギーのクラブだと思い出すにはしばらくかかったようだ。
 ベルギー南部のワロン地方最大の都市といわれるシャルルロアから約10キロほどのところにある、ラ・ルーヴィエールという街にあるクラブ。その近さからシャルルロアとの試合は国内ではダービーの1つと数えられているようで、因みにこの週末にあったダービーはスコアレスドローだった。
 創立は1912年で、シンボルは狼。クラブカラーは緑、と、なんて敵対心をあおるクラブなんでしょう(苦笑)。国内のタイトルはクラブ史上今回が初めてのため、もちろんヨーロッパの大会に出場するのも初めて。昨シーズンのリーグ戦では18チーム中15位だった。リーグチャンピオンブルージュと戦ったスーパーカップは、1対1のドローの後PK戦で敗れている。
 彼らのホームはチボリスタジアムでキャパシティは13000人ほどだけど、今回の対戦では、25000人収容できるシャルルロアのスタジアムを使用するとラ・ルーヴィエールの会長は話している。この選択はベンフィカにとっても、ベルギーに移民したポルトガル人が多く応援に来てくれるのでいいこと。このベルギークラブの会長はベンフィカと対戦することについて「地理的には、ポルトガルはアクセスしやすい方なのでよかったが、対戦相手としては難しい」とコメント。
 既にベンフィカはアシスタントコーチのÁlvaro Magalhãesをシャルルロアとのダービーマッチの視察に送り込んでいる。目立った選手はDjamba-Shango、Ishiaku、Odemwingieの3人。フィジカルが強く、スピードのある選手だという。全体的に運動量が豊富なクラブ、と彼は話すが、「真摯に戦えば、1回戦を突破する条件がベンフィカには揃っている。」とのことで、あまり心配をしなくていいのかも。
「ただし、それには対戦相手に敬意を払わなくてはならない。相手を軽く見たことで、簡単に勝てる試合を困難なものにしてしまった経験が何度もあるから。」 そう、ベンフィカは格下のクラブをなめてかかる節がある。だからいつも、ポルトガルカップで2部とか2部Bクラブに負けてしまう。それさえなければ、ベンフィカはもっといい成績を収めているはずなんだけど。