Hoje eleigem 33ºpresidente do Benfica.

 今日は3年に1度の、ベンフィカ会長投票日。ポルトガル時間10時から24時までがその投票時間。
 今回立候補しているのは、Luís Filipe Vieira、Jaime Antunes、Guerra Madalenoの3人。最有力は現在SADディレクターで現会長のManuel Lino Vilarinhoや元会長のManuel
Damásioが支持しているLuís Filipe Vieira。どこの予想を見ても、90%の支持を得るだろうとされているし。Vieiraはもともとベンフィカの幹部で、アルヴェルカの会長だったのをVilarinhoが連れてきてSADディレクターにしたわけだから、優位に立つのも分かる。私は何となく、嫌なんだけど。Vilarinhoはここ最近の会長の中では、1番堅実だったから...というより、その前の会長のイメージが強すぎたから、余計になんだけど。クラブの資金や移籍金を横領してきたVale e Azevedoでしょ、その前はマーチェンダイジングを取り入れて収入を増やしたもののRui Costaを放出したManuel Damásioでしょ。
 どっちにしてもVieiraが会長になるのは堅い。でも、彼が言う「数年のうちにベンフィカを世界トップレベルのクラブにする」というのが現実になるのかといえば難しい。それに冬にRui Costaを本当に復帰させることができるのか? 確かに彼が結んだアディダス、TBZとの契約は10年でそれぞれ4000万ユーロ、5000万ユーロで、特にアディダスとの契約はRui Costaを復帰させるためのものとしていたし(この額でミランが放出するかどうかは別として)、新しいスタジアムのスタンドのうち3つにそれぞれスポンサー名(Sagres、PT Comunicações、Coca Cola。もう1つはベンフィカ関連会社なので除く)をつけたことによる広告収入もかなりの額だったはずだから、可能性がないわけじゃない。でも新しいスタジアムの、そしてセイシェルに建設する予定のトレーニングセンターの費用だって、かなりの額。入場料やソシオ会費、放送権料が他のビッグクラブより勝っているとはいっても、どう考えても難しい。
 前回のVilarinhoが謳った公約のうち、現実となったのが「Toniを監督にすること」だけだったことを考えても、立候補者たちの公約が現実になる可能性はまた別問題。まあ、それに期待してしまうのも分かるんだけどね。
 どちらにしても、明日には結果が分かるわけだし、あまり問題を起こさずに安定した経営をしてくれれば私はいい。なんていっても、そんなこと、ベンフィカには不可能だし、そこがこのクラブの面白いところであり、見捨てきれない理由のひとつでもあるんだけどさ。優等生クラブじゃつまらないもんね。