Porque não gosto do FC Porto?

 時々、「どうしてポルトが嫌いなのか?」という質問をもらうのだけど、理由はひとつ、「ベンフィカが好きだから」。というより、そもそも私の好き嫌いというのはほとんどが感覚的なもの。好きなものにも嫌いなものにも、もともとは理由なんてない。理由なんてあとからつけたものだから。好きなものにはいくらでも理由ってつけられるんだけど、嫌いなものは、それを考えたくもないからはっきりした理由なんてない。
 正直言って、私がポルティスタになる可能性は、ベンフィキスタになる可能性よりも高かったと思う。トヨタカップで来日していたことは知っていたし、アントとも試合をしたから、試合も先に見た。初めてのポルトガル人の友達はポルティスタだった。ポルトには行ったことがないといっているけど、実は1回だけ行ったことがあって、初めてポルトガルに旅行したときの飛行機が、ポルト経由リスボン行きだった(飛行機から降りてないけど)。小さいとき、赤玉ポートワインが好きだった(あ、これはまずい?)。って、どんどんずれてるか。
 別に常勝チームが嫌いだというわけでもないし(今は違うが、アントは常勝軍団といわれていたけど、それでも好きだった)、人気のあるチームが好きなわけでもない(アンチ巨人)。でも、私は今こうしてベンフィキスタでいる。やっぱりこれは運命...じゃなくて宿命でしょ。運命は変えられるけど、宿命は変わらないから。

 ちなみに、スポルティングが嫌いなのは、ベンフィカのライバルだから。それ以外、なんでもない。第一私は別に、エリートでも上流階級の人間でもないし、応援する理由もない。
 あと、理由をつけるとすれば...私は「平穏」とか「落ち着き」とか、そういうのが好きじゃないからかな。落ち着きがなくて波乱万丈の方が楽しいもん。「安定」とか「保守」とか、そんなの耐えられません。なんていいながら、私は公務員なんだが(苦笑)