Ainda estou no momento difícil.

今日、家に戻ってきたらベンフィカ新聞が届いていた。Mikiが亡くなった直後に発刊されたものだ。いつもは赤が基調の新聞だけど、この日ばかりはモノクロ。中を開くと9ページが彼について、そしてギマラエンス戦についての記事だった。
 彼がベンフィカで出場した試合を簡単にまとめたもの、国内外の各メディアがどのように彼の死を報じたか、会長のメッセージ、ベンフィカとギマラエンス、両クラブのドクターチームからのコメント、Diabos VermelhosからMikiへ捧げるメッセージ、怪我で4ヶ月間チームを離れていたことなど。ほとんどが記事のタイトル程度しかまだ読んでいない。というか、まだ読めない。

 何より辛いのはギマラエンス戦のレポート。Mikiが倒れたときの写真。Anderssonが手で顔を覆い、Ricardo Rochaと頭を抱えて泣き崩れている写真...。映像で見た、Mikiが膝に手をついた後そのまま倒れてしまった時の様子が、どうしても思い出されてしまう。
Camachoは「時が悲しみを癒してくれる」と言った。確かにそうなんだろうと思う。でも、それがいつになるのか分からない。私はいつまでも宙ぶらりんで、半信半疑のまま。それは、私自身が、彼はもういないんだということを実感していないからなんだと思う。彼の棺を自分の目で見たわけでも、追悼式に出たわけでもないから。
今度リスボンに行ったときに彼のいないベンフィカを見て、ギマラエンスのスタジアムにお花を捧げて、初めてこの悪夢から開放されるんだと思う。そのときは時間を作ってハンガリーまで足を伸ばし、彼のお墓参りに行きたいと思う。いつまでも悲しんでいても、彼は喜ばないと思うけど、もうしばらくだけ...。
最後に。20通近い彼へのメッセージをいただき、昨日メールで送信しました。どうもありがとうございました。