É dúvida que tem vantagem na casa.

 ポルトガルから戻ってまいりました。何回かに分けて、ここに関連の話題を書こうと思います。
 リスボンに到着した翌日にデルビーがあったのだけど、結局スタジアムで見ることは出来ずにホテルでのんびりテレビ観戦してました。ダフ屋とかいるのかなぁと、アルヴァラーデでちょっとうろうろしていたけど、それらしい人は見つからなかったし、なんと言っても見るもの全てが緑、緑、緑、という中に1時間もいたので、気分悪くて。日本人らしき人も見かけたけど、スポルティンギスタだったので声もかけなかった。
 試合はとにかくなかなか点が入らなくていらいらしたものだった。33節を迎えた時点でポイントで並んでた両チーム。ポルトガルリーグの場合はポイントが並んで終わった場合に得失点差ではなく直接対決の結果で見るので、前回ホームのデルビーで負けていたベンフィカは、今回引き分けになると順位が落ちてしまう可能性が大だったから、とにかく勝たなくてはならない試合だった。
 でもねぇ、ボールが繋げられないんだ、これが。クリアしたボールはことごとく拾われ、ちょっと眺めのパスはほとんどカットされ...本当、いらいらしてた。そんな中素晴らしかったのはMoreiraくん。彼が孤軍奮闘してくれたおかげだったと思う。翌日のA BOLAでは9点だった。
 最終的には途中交代のGeovanniが30メートルのゴールを決めて勝利を収め、ほぼ、2位を確実としたのだけど。ほっとしたけどぱっとしない試合だった。Geovanniのゴールの後にはスポルティンギスタがピッチ内に乱入して、セキュリティの甘さも露呈してしまったし。ユーロを見据えて警備に当たってたみたいだが。因みにベンフィキスタは何の問題も起こさず、いい気分のまま家路についたそうだ、というのも珍しい。
 よくホームの優位性というのを言われるけど、それもなんだか胡散臭い気が最近している。今回アウェイのベンフィカが勝ったけど、前回ベンフィカホームのデルビーはスポルティングが勝っているし、それは今シーズンだけでなく、昨シーズンもだ。しかもベンフィカの場合、今シーズンはホームもアウェイもほぼ勝率は一緒(試合の多いアウェイの方が引き分けが1つ多い)。これってどういうことなんだろう。ホームの方がプレッシャーが大きいと言うことなんだろうか。
 ただ、これが優勝する上で克服しないといけないものであることは言うまでもない。ポルトはホーム全勝なのだから。それからポルトとは失点が10も違う。得点は上回っていても2点だけ。やっぱり失点を少なくするのが課題だよなぁ。ちょっと意外だったのは、イエロー、レッドカードをポイント化(イエロー1枚が1点、2枚が2点、一発レッドが3点)した際のポイントが、32節まででベンフィカが一番少ないと言うことだ。一番多いボアヴィスタとは40ポイント以上も離れているんだけど、ボアヴィスタの場合、調子の悪さが反映されている気がする。

 とはいえ、うちの会長はまた「来シーズンこそ優勝する」と豪語したようだが、ポルトを止めるとすれば...Mourinhoがチェルシーの監督に就任してくれることがまずは第一条件だろうか。某誌に「Decoをポルトに取られたのが一番の痛手」というフロントのコメントが掲載されていたが、それだけじゃない。Mourinhoを意味なく辞めさせてしまった、そして今ポルトでレギュラーとなったManicheを手放してしまった前会長の責任というのも間違いなくあると思うよ。
 ま、Ruiも念願のスクデットをとったわけだし、フロントの交渉力がこれから見ものだな。Veigaが加わることは歓迎していないが、この点はましになるのだろうか。