Camacho saiu, e depois ...

 今週に入って、大きなニュースが2つ。
 ひとつはご存知のとおり、Camachoがレアルの監督になるためにベンフィカを出ること。既にそういう報道はされていたし、覚悟はしていたけれど、やっぱり残念。リーグでの優勝は出来なかったけれど、タッサはとったし、いい方向にクラブが進んでいたと思うから尚更。でも彼も、レアルからのオファーだったから断らなかったんだろうと思う。やっぱり自分の古巣というのは特別だろうからね。
 問題は後任監督。Scolariという話が再び持ち上がっているけれど、彼が適任なのかは正直分からない。監督というのはそうじゃなきゃいけないのだと思うけど、どうも我が強すぎるような気がして。João PereiraやManuel Fernandesといった選手をCamachoは引き上げて起用してきたけれど、こういったせっかくのいい流れを止めてしまうような気がしないでもない。
 決めるのは会長だから、私はただ待つしかないんだけど。
 そしてもうひとつは、タッサのタイトルやリーグ2位というポジションを取り消されるかもしれないという衝撃的なものだ。これはSICの、Ricardo Rochaとクラブとの契約が不適切なもので、選手登録がきちんとなされていなかったという報道から始まった。
 問題は、Ricardo Rochaとクラブが契約を交わした日にち。彼がクラブに加わったのは2002/2003シーズンからだが、その場合、契約は2002年4月1日以降に交わさないといけない。しかしそれ以前に両者は契約にサインをしたため、この契約は無効になるというのだ。彼とTiago、Armandoの移籍についてブラガと話し合いをし、仮合意に達したのは、確かに2002年1月。しかし、契約をし、選手登録をしたのは5月8日だったとLFVは主張しているが、結局調査に持ち込まれることになるようだ。

 それにしても、まず、何で今頃そんな話題を持ち出されるのかが分からない。たとえそれが事実だとしたら、昨シーズンのうちに明らかになるべき話。その時点で処分なりを下せばいいことで、それを見逃してきたリーグ側の責任も問われるはず。。それから、このときブラガから来た選手は彼を含めて3選手。交渉等も同時に進めていたわけで、彼1人だけフライング、なんてこと、普通はありえないと思うんだけど。
 ベンフィカって、ファンは多いといわれるけど、敵もものすごく多いんだよね。どこかの陰謀のような気がして、ほんと、いらいらする。それよりもこれで本当に今シーズンの成績が取り消されることになってしまったら、何よりも選手が気の毒。彼らが一生懸命頑張って手にしたものなのに、関係のないところでそれが無駄になってしまうなんて。
 だからといって真実がうやむやになってしまうというのは避けなければいけない話で。調査結果を待つしかないんだよね、これも。自分では何も出来ない状態で判定を下されるのを待つだけなんて、何よりも辛いんだけど...仕方がない。