Para Miki e Gouveia

 ギマラエンス戦。頭を掠めることは今でも多々ある。それでも、残されたものはその記憶を心の中に抱きながら、生きていかないといけない。
 あの衝撃の試合以降、あのスタジアムで試合をするのは初めて。あの瞬間は蚊帳の外であったTrapも、この試合にかける選手の意気込みを感じているようだ。「選手たちは試合の前、必ずロッカールームに飾ってある彼の写真の前を通っていく。みんなが彼のことを忘れられない。彼のためにこの試合を戦うんだ」
 また先日、Assembleia Geralの秘書官だったFialho Gouveiaが亡くなった。こういう悲しみっていうのは途切れることなく続くものではあるけれど、彼の冥福を祈るためにもやっぱりアウェーとはいえ勝たなくちゃいけない。それが残されたものの義務だから。