”Nao sou o treinador defensivo.” diz Trapattoni.

girassol2005-02-08

 ボアヴィスタが引き分けて、ベンフィカポルトとともに首位キープ。とりあえずはひと安心。
 TrapがRAIのインタビューでポルトガルとイタリアの相違点等について語ったそうだ。
ポルトガルでは、私は非常に守備的な戦術をとる監督だといわれている。既に5人ものストライカーと仕事をし、首位にも立っているというのに。
 ポルトガル人のメンタリティはイタリア人のものとは違う。ここでは誰もが攻撃的なサッカーを見たいと思っている。それでも守備というのは非常に重要な面である。1試合においてだけでも当てはまるが、長いリーグ戦ではテクニックと戦術のバランスが必要になる。そしてその後、勝利に続くレベルへ繋がる。守備的なシステムを保つかどうかはどうでもいい。
 テクニックだけでチャンピオンになれるとは思わない。なぜなら、全ての選手がテクニシャンではないから。しかし、文化の違いが、メンタリティや練習のメソッドの違いとなっているんだろう。」
 ポルトガル人に限らず、日本人だってイタリアには「守備の美学」というものがあるように思えるし、Trapがベンフィカに来ることになって1番心配したのは「守備的なチームになるんじゃないか」ということだった。それでも現在、得点はスポルティングには及ばないもののリーグ2位だし、失点は6番目。イタリアでの彼しか良く知らないからそういうイメージなのであり、実はその国のサッカーに順応できる監督なのかもしれない。
 週末の勝利の余韻を残しつつ、次はブラガ戦なので気を引き締めなければならない。ベンフィカにとってのいいニュースは、おそらくMiguelが復帰できるだろうということ。そしてNuno Gomesにとって、ベンフィカで200試合目という記念すべき試合となること。アウェイではあるけれど、ここで勝てればポルト戦にも繋がるだろうし(しかもMcCarthyが出場しないかもしれない?!)、かなり大きい。期待しすぎちゃいけないことも、何度も痛い目見ているから分かっているんだけど。
 写真は闘志あふれるSimao。