Benfica pode assinar um protocolo de cooperacao com Chelsea.

　Mourinho（というかチェルシー？）がベンフィカのポルトガル人を狙っているという。そのポルトガル人とはRicardo RochaとMiguel、Manuel Fernandesで、特にMiguelとManuel Fernandesを欲しいと思っているのだとか。昨日LFVはロンドンに飛び、ＣＬを観戦したのだが、それはチェルシーの招待だったそうだ。
　両クラブの関係はもともと良好だ。それでなくても昨年から協定を結ぼうという話があるくらいだから。具体的にはチェルシーが興味を示した（基本的に）若手選手が本当にワールドクラスの素質を持っているか、ベンフィカでテストしてみるというものらしい。つい数ヶ月前、どこかで聞いた話でしょ？ベンフィカが選手を獲得するための資金は、チェルシーがその選手のパスの一部を買い取ることで援助するかたちだったと思うが。
　これって正直、ベンフィカにとって利点があるように思えないのは、ただ単に詳細を知らないからなのだろうか。例えば先日、欲しいと思っていたMaxiをバルセロナにやすやすと奪われたことを考えれば、資金的負担も少なく、しかも対象となる選手からすれば「ベンフィカでプレーする＝チェルシーでプレーできる」という図式も出来て魅力的になるかもしれない。そして彼らが頑張ってくれれば、長く遠ざかっていた優勝だって夢ではなくなる。
　でも、活躍した彼らは、すぐチームを離れてしまうのだ。そんなこと言ったって数年前までメンバーの入れ替えが激しかったじゃないかと言われればそれまでだけど、中心的役割を担う選手がころころ代わることになったらたまったもんじゃない。第一、ベンフィカにとってのアルヴェルカのようなクラブになるってことでしょ。それってどうなの？
　彼らにとって、優勝という悲願はそこまで切羽詰ったものなんだろうか。ベンフィカとしてのアイデンティティを失ってもタイトルが欲しいかどうかを訊かれたら、私はその返答に窮してしまうけど。
　ところで、ポルトとベンフィカ、現在の順位はどっちが上なのが本当なのかという質問がいくつか届いたので、詳細は明日ここで説明しますが。厳密に言えばどちらというのはありません。なぜならリーグ戦が終わったわけではないから。今の状態でシーズンが終了したと仮定して言えばポルト。理由はここで何度も書いているように、直接対決でベンフィカが負けているから。「得失点差が大きくたって意味がない」とも書いてたでしょ？　因みに、日本のように得失点差が重視されないのは今に始まったことではなく、多分私が見始めた時には既にそうなっていたはず。改正されたというニュースを見たことないし、A BOLAを訳したうちの昔のファイルにもそう書いてあるし。