Mantorras foi titular e marcou no jogo com Gil Vicente.

girassol2005-03-13

 久しぶりの2トップは、Nuno Assisの不在によりもたらされたものだが、Trapのこの選択は見事にはまった。ジル・ヴィセンテに2対0で勝利し、無事に単独首位に躍り出た。あとはこのまま逃げ切ってくれればいいのだけど、そんなにうまく行くはずはないことは分かっている。比較的苦手としているマリッティモ戦もまだ残っているし、最後の2試合はスポルティングボアヴィスタ。だからこそ取りこぼしはしないで欲しいんだけど…。
 ホームの試合ではいつも、携帯電話によるファン投票で最優秀選手を選ぶPremio Airisという賞があるんだけど、昨日は51%の支持を得たMantorras。今日の新聞は3紙とも彼の写真がトップを飾っていた。
「もちろん今日の試合には満足している。でもそれはゴールを決めたということだけではない。重要なのはベンフィカが勝利できたということ。この勝利で私たちは単独首位となったし、落ち着いて次の試合のことを考えていきたい。
試合中、ずっといい気分でプレーできた。痛みもなかったし。まだちょっと試合のリズムを取り戻せていないけれど、これは時間が解決してくれると思う。もっと練習して監督のオプションに入るように願っているよ。」
 ボアヴィスタ戦で25ヶ月ぶりにゴールを決めた時も感じたことなんだけど、Mantorrasは本当にベンフィキスタに愛されている。私の周りだけなのかもしれないけれど、怪我が多い彼を「もういらない」という人に会ったことないし、逆に監督のオプションに入らないと「なぜ入れないんだ」と抗議する。アフリカ出身の彼にEusebioを重ねて見ている人もいるんだろうなと思う。私がMantorrasに会ったのは3年前。バスの前で待ち、乗り込む選手たちに声をかけてサインをしてもらったんだけど、その時Mantorrasは他の選手たちがサインをし終えて自分の番になるのを、バスに乗り込まずにずっと待っててくれた。その優しさとはにかんだ笑顔は忘れられない。多分、そういった人間性が、ベンフィキスタを惹きつけるんだろうなと思う。
 今日はそのMantorras。このチャンスをものにして、今まで苦労した分、これからは幸せがいっぱい訪れますように。