Petit perdeu a cabeca depois da derrota.

 スポルティングにプレッシャーをかけるどころか逆にかけられてしまった。実況の「Incrivel!!!」という叫び声が頭から離れない。ロスタイムで得点されるのがこんなにショックだとは…。入れるほうは気分いいけどね。
 大事なところで得点を決めていたNuno GomesもMantorrasも、この日は不発。Nuno AssisもSimaoもきっちり押さえ込まれていたようだ。となったらリオ・アヴェを褒めるしかない。シュート数はほぼ一緒。こういう日もあるよね、と言い聞かせている。最近調子に乗りすぎていたかな、とも。気を引き締めるにはずいぶん痛い代償だけど。
 驚いたのは、負けたというのにベンフィキスタたちはブーイングをしなかったそうだ。選手たちがバスに乗り込む時も拍手喝采だったという。中にはリオ・アヴェのファンも多くいたんじゃないかと思うが…。「私たちが望むのはベンフィカが優勝することだけ」と口々に叫んでいたそうだが、本当にそのとおり。負けようが何しようが、最後に優勝さえしてくれればね。
 ただ、Petitだけがかなりのご立腹だったらしく、彼の発言がいろいろなところで取りざたされている。
「この結果は不当だ。リオ・アヴェはゴールのチャンスを作り出していなかった。最後の1回のチャンスがゴールに繋がったに過ぎない。私たちの方が何度も得点チャンスを作っていたけれど、運がなく不当な負けを喫してしまった。この結果でリーグ戦がややこしくなるかって?いや、そんなことはない。まだ私たちは1位をキープしているし、スポルティングとブラガの結果次第ではあるが(このコメントはベンフィカの試合終了直後)最低限である3ポイントのアドバンテージがある。だから優勝するための条件はまだ揃っているのさ。この試合はほとんどベンフィカのものだった。彼等よりも私たちは試合を支配していたし、いいプレーもしていた。第三者に対して挑発するような話し方だって?多分、そうだ。彼等は最後の数分だけプレーをしていたようなものだ。それを確かめてみるべきだと私は思う。」
 このコメントに対してリオ・アヴェの選手やら監督やら会長やらがかなり反発してしまっているのだけど…何がPetitにここまで発言させたのかは分からない。彼はかなり評価が高いプレーをしていたから、どうしてもこの結果に納得できなかったのか。でもね、負けたあとで何を言っても、ただの負け犬の遠吠えとしか受けとってもらえないんだよ…。
 このままだと本当に最終節まで持ち込まれそうだな、優勝争い。