O Benfica ganhou so um ponto.

 これが10年間優勝から遠ざかっていたチームの現実なのかもしれない。周りの大きな期待からくるプレッシャー。もちろん、それが全てというつもりはないけれど、かなり大きなウエイトは占めているだろうと思う。常勝クラブからベンフィカにやってきて、過去に何度も優勝を味わっている…という選手もいない。未知のものに対する恐れも、どこかにあるんだろうか。
 とはいえ、昨日の試合はレイリアのCostinha1人にやられた感じだ。中継を聞いた人は例えポルトガル語が分からなくても、彼の名前が何度も何度も叫ばれていたのには気づいたと思う。チャンスはかなり作り出していたように思えたんだけど、その分彼が当たっていたということ。
 だから、どうにか引き分けで追われた、ということは、いくらミニマムなポイント差だとはいえ、首位をキープできたという意味で重要だ。「引き分けでよかったとはいえないが、それでもポイントを取ることができた」とはTrapのコメント。この1ポイントが、のちのち重要な意味を持つかもしれない。そのポイントを勝ち取ったのは、Simaoのフリーキックを頭で合わせたMantorrasのゴール。セットプレーでの得点というのは、私はあまり好きではない。でも、この日みたいにシュートをことごとく止められるような時は、有効な手段だとも思う。4分のロスタイムの2・3分目に決まったこのゴール。Mantorrasはやっぱり勝負強い。
 一方Nuno Assisはこの日も調子が上がらず。彼を外すことは考えられない…と昨日は書いたけれど、やっぱり2トップも検討の余地はあるなと感じた。あとはSimaoをNuno Assisの位置において、サイドのJoao Pereiraを持ってくるか。
 とにかく残り5試合。何度も言っているが、そのうち優勝争いをしている2チームとの試合が残っている(33節スポルティング、34節ボアヴィスタ)。この2チームは最悪、直接対決で叩けるとしても。やっぱり最後まで怖いのは、ポルトとブラガってことか。
 ブラガの監督がJesualdo Ferreiraだというのも皮肉だよなぁ。