Festa! Festa!! Festa!!!

 ベンフィカが優勝したら、多分私は大騒ぎをするか大泣きするかだろうと思っていた。でも実際のところ、「ああ、やっと優勝してくれた」とほっとした程度だった。いつ優勝が決まるのか、それとも土壇場でまた優勝出来ないのかと胃が痛くなりそうな程心配していた日々からやっと解放された・・・という気持ちの方が大きかったんだと思う。そんなもんなんだね。
 結局、ポルトスポルティングも勝ち点3をとることは出来ず(スポルティングの相手はナシオナルだったからもしかしたら・・・と思っていたけど、まさかポルトが引き分けるとは思っても見なかった)、ベンフィカが負けたとしても優勝は決まったわけなんだけど、でも、どうせなら勝って優勝を決めて欲しかった。得点もSimaoのPKだけというのは、あまりすっきりしないなぁと思う。
 それでも優勝は優勝だし、11年ぶりのこと。試合終了後はポルトでも大騒ぎ。リスボンに戻ってきた時は夜中の2時を過ぎていたらしいけれど、大勢のベンフィキスタがルスで選手達を迎え、最後には観客席からどっとピッチになだれ込んで4時過ぎまでお祝いをしたらしい。その中にいれば、私もこんなに冷静ではなかったと思うけど・・・日本は遠い。 でも大騒ぎするのはひとまず今日まで。ベンフィカはまだタッサが残っているし、これに負けてしまったら嬉しさも半減。国内2冠を達成して、スーペルタッサも獲得して、これが何年も続いて、ヨーロッパの舞台でも活躍して・・・となってからが本当に復活なんだから。ポルトに押されていた暗黒の数年間を取り戻すためにも、ね。